【FX通貨】ユーロの特徴【EU圏19カ国が使用する世界二位の通貨】
はいさい!tentenです!
今回はユーロの特徴についてです。
この記事を読めばこんな悩みが解決します。
- ユーロの特徴を教えて!
- ユーロの経済指標はどこをみたらいいの?
ユーロの取引シェアは基軸通貨であるドルについで二位の取引シェアを誇ります。
また、ユーロ圏は世界の経済にも大きな影響を与えています。
そのため、ユーロを直接取引していなくても、違う通貨で大きく影響が出る時があるのです。
主要通貨のひとつとして数えられるユーロは直接取引をする方はもちろんの事、ユーロは触らないと言う方も、押さえておきたい通貨のひとつです。
今回はユーロの特徴や見るべき経済指標を解説していきます。
本記事の内容
1.ユーロはEU圏19カ国が使用する世界二位の通貨

EUとは欧州連合の事を指します。
ヨーロッパ = EUと思っている人もいると思いますが違いますよ。
最近では、イギリスが2020年1月31日をもってEUを離脱しました。
このイギリスのEU離脱問題は日本のニュースでも頻繁に流れていたので知っている人も多いかと思います。
EUを離脱したのはイギリスだけですが、EU非加盟国は他にもあります。
EUについて話を戻すと、EU加盟国は27ヵ国となっています。
そしてEU加盟国が全てユーロを使っているわけではなく、この中の19ヵ国がユーロを使っているわけです。
そんな19ヵ国が使っている通貨は世界的に見ても取引量が多く、基軸通貨であるドルに次いで2位の取引シェアを誇ります。
16%ものシェア
があるので、取引されていることがわかります。
ちなみに3位で日本円ですが、シェアは8.4%となります。
2.ユーロを見るときはドイツを見るべき?

ユーロを見る時のコツとして、ドイツの経済情報
は必ず見るべきです。
なぜEU加盟国の中でもドイツなのかと言うと、ヨーロッパの稼ぎ頭となっているからです。
それがわかるのは、経常収支に現れています。
経常収支というのは、輸出して稼いだ額から、輸入して消費した額を引いた額になります。
この経常収支の対GDP比率が8%で、EU27カ国の中で、オランダに次いで二位になっていますが、経常収支を金額ベースで見ると、EU全体の約80%
を稼いでいます。
また、EUでのGDPシェアは29%となっており、EUの約3割のシェア
を誇っています。
このことからEUの中でドイツは中心的な存在となっていて、EUを見る上では欠かせない存在となっています。
3.政策金利の推移

EUの政策金利の推移はこちらです。
この政策金利は、欧州中央銀行(ECB)によって決まります。
政策金利等を決める、金融政策に関する理事会は6週間ごとに行われます。
現在のEUの政策金利は2016年3月から0.0%となっており、現在も0.0%のままとなっています。
4.ユーロの見るべき経済指標

ユーロで見るべき経済指標は、重複しますが、ドイツの指標も確認する必要があります。
まずは、ユーロの見るべき経済指標から見ていきましょう。
- ECB政策金利
- GDP
- 失業率
- 小売売上高
- 消費者物価指数(HICP)
こちらがドイツの見るべき経済指標です。
- GDP
- 鉱工業生産
- 貿易収支・国際収支
- 生産者物価指数(PPI)
- IFO景況感指数
- ZEW景況指数
EUは複数の国があつまっていて、見るべき経済指標が多いです。
直接ユーロを取引するという方は、確認すべきことは多いですが、しっかりと確認していきましょう。
5.ユーロの特徴のまとめ
ユーロは経済規模も大きので、世界経済に与える影響は大きです。
直接ユーロを取引していなくても、影響を受ける事があります。
経済ニュースでもアメリカだけでなく、EU圏のニュースにも興味を持って見ることで、ファンダメンタルズ分析の知識がついていきます。
FXはテクニカル分析だけでなく、総合力が大事になってきます。
この記事では、EU圏の基礎的なものしかないので、これをきっかけにEU圏のニュースを読んでいただけたらと思います。
最後にユーロの特徴のポイントをまとめておきます。
- EUの19カ国が使っている通貨
- 取引シェアは16%で第2位
- EUを見るときはセットでドイツも確認する
- 現在の政策金利は0.0%
では、今日はここまでー。
ちゃおー。