FXはリスクがあり危険【対策方法を知ればリスクはなんとかなる】
FXはいいところだけじゃ無く、もちろんリスクがあります。
リスクを知らずにFXをするのは、かなり危険。
リスクを知って、しっかりと対策をすれば、リスクは軽減されます。
この記事にはFXのリスクとその対策方法を具体的に書きました。
FXをやる前にはこの記事を読んで、必ずリスクを知り、対策を行ないましょう。
本記事の内容
- FXはリスクがあり危険【対策方法を知ればリスクはなんとかなる】
- 為替変動リスク
- レバレッジに関するリスク
- 金利変動リスク
- 流動性リスク
- 追加証拠金制度に伴うリスク
- スリッページリスク
- 電子取引リスク
- ロスカットに伴うリスク
- 強制決済リスク
- 信用リスク
- まとめ
2-1.為替変動リスクの対策
3-1.レバレッジに関するリスクの対策
4-1.金利変動リスクの対策
7-1.スリッページリスクの対策
8-1.電子取引リスクの対策
9-1.ロスカットに伴うリスクの対策
10-1.強制決済リスクの対策
11-1.信用リスクの対策
1.FXはリスクがあり危険【対策方法を知ればリスクはなんとかなる】

FXはかなり危険な投資です。FXにはこれだけのリスクがあります。
- 為替変動リスク
- レバレッジに関するリスク
- 金利変動リスク
- 流動性リスク
- 追加証拠金制度に伴うリスク
- スリッページリスク
- 電子取引リスク
- ロスカットに伴うリスク
- 強制決済リスク
- 信用リスク
これだけリスク要因があるのに、FXのリスクについて何も勉強せずに始めたらダメ。
勝つ事を考えるより、先に負けない事を考えるべき
です。
負けない事ができてから勝つことに進む事ができます。
なのでFXを始めたばかりの人は、負けない事の大事な部分である、リスクから勉強すべきです。
リスクを知って、対策方法さえ抑えておけば、リスクをかなり軽減できます。
FXで早く勝ちたい気持ちはわかりますが、一度その気持ちを抑えて、負けない為にリスクの勉強からスタートしましょう。
2.為替変動リスク

為替変動リスクとは、自分の思惑とは反対に相場が動く事です。
例えば、ドル円で1ドル100円の時に円安になるだろうと思い、買いでエントリーします。
この予想とは逆に動き、円高となり1ドル90円になるということです。
為替変動リスクは、FXトレーダーにとって一番身近なリスクになります。
2-1.為替変動リスクの対策
為替変動リスクはFXしてる上では、切っても切れない関係です。
とはいえ、対策方法はあります。
為替変動リスクが起きやすい所はあるので、そういったところを避けるだけでも勝率が上がります。
その為替変動リスクが起きやすい所は、この二つ。
- 指標トレードはしない
- 相場が大きく動いても焦ってトレードしない
指標トレードはしない
指標トレードとは、経済指標発表時に予測をしてトレードをすることです。
指標トレードは、今までの流れとは違う方向へ相場が進むことが多々あります。
FOMCや雇用統計等の重要度の高い経済指標の時には、今までの流れを無視して全く違う方向へ相場が進む事が多々あります。
また、値幅も大きくなりがちですので、ギャンブル性がとても高いトレードになります。
こういったギャンブル性をできるだけ排除して、負けないことを意識して、勝率を上げていくことがとても大切です。
もし、経済指標発表前にポジションがあった場合、そのポジションを外すようにしたほうがいいです。
経済発表後に相場が落ち着いてから、再度チャート分析を行った後に入っても遅くはありません。
相場が大きく動いても焦ってトレードしない
市場の時間帯が変わったり、重要人物の発言などによって相場が大きく動く場面があります。
そういった相場が大きく動いた場合、「波に乗り遅れる」と焦りが出て、すぐにエントリーしてしまう方が多いです。
ここでエントリーして一番の高値や一番の底値でポジションを掴まされて、そこから元の値に戻すこともよくあります。
こういった、相場が大きく動いた場合は、焦らずに静観してください。
エントリーチャンスはそういった勝率が低くなるような場所でなくても、必ず訪れます。
自分のタイミングでしっかりとエントリーできるようになりましょう。
3.レバレッジに関するリスク

日本国内のFX会社ではレバレッジが25倍までと法律で決まっています。
最低取引通貨量が10,000通過なら、ドル円が1ドル100円の時で40,000円で取引できる計算となります。
ですが、このギリギリの40,000円程度でレバレッジ25倍を使用してトレードするのは危険です。
それは、少し相場が自分の思惑とは反対に動いただけで、強制ロスカットになる危険性があるからです。
強制ロスカットラインはFX会社のホームページか規約に記載がありますので、そちらで確認してください。
3-1.レバレッジに関するリスクの対策
レバレッジに関する対策は、レバレッジを下げる事が一番有効です。
「相場はここまで下がるかもしれない。だから自分はここにロスカットラインを置こう。」と決めたとします。
レバレッジがフルレバレッジの25倍だと、そのロスカットラインより手前でロスカットされる可能性も出てきます。
それが、レバレッジを下げる事で、自分の決めたロスカットラインを守る事ができ、無理のないトレードでリスクを回避できるのです。
レバレッジは5倍まで
レバレッジは5倍
までにしてください。
フルレバレッジでやった場合は、利益は大きくなり証拠金に対して50%の利益をあげるということも結構あります。
ですが、フルレバレッジでやる大抵の人はすぐに証拠金がなくなるか、証拠金以上の損失を被って、相場から退場させられます。
こういった証拠金がなくなるような取引や、証拠金以上の損失を被るようなフルレバレッジでの取引をしてはいけません。
細く長く息をするように、少ない利益でも、長く相場で生き残る事が大切です。
その為にもレバレッジを5倍までに抑えて取引を行ってください。
どんどんと証拠金が膨れ上がっていけば、今の証拠金でフルレバレッジで取れる利益よりも、遥かに大きい利益を手にする事ができます。
4.金利変動リスク

FXにはスワップポイントというものが存在します。FXにおいて利益を得る仕組みの一つです。
簡単に説明すると、通貨ペアの二国間の金利があり、ポジションを持っているだけで、金利差分のスワップポイントが毎日もらえるというものです。
金利変動リスクとは、国の政策金利に変動があり、もらえると思っていたスワップポイントが減った・無くなった。
もしくは、もらえると思っていたのに、金利差が逆転してスワップポイントの支払いをしなくてはいけなくなったというリスクになります。
4-1.金利変動リスクの対策
金利変動リスクの対策が必要な人は中長期のトレーダーです。
日を跨がずにポジションをエグジットするデイトレーダーは、ほとんど関係ないと思います。
金利変動によっては相場の流れが変わることはありますが・・・。
金利変動リスクに対する対策は一つだけです。
- 経済情報を入手する
経済情報を入手する
では、経済情報はどこで入手するのか?
ほとんどのFX会社には取引できる通貨の経済ニュースを入手する事ができます。
その他にもロイターやブルームバーグ・インベスティング等の世界の経済情報ニュースサイトで情報は入手する事ができます。
5.流動性リスク

流動性リスクとは、市場参加者が少なくなり、売買ができなくなることや、自分が思っていた金額では約定できなくなるリスクです。
これは、ユーロドルやドル円などの取引量の多い通貨ではあまり見られませんが、取引量の低いマイナーな通貨で、天災地変や戦争、大型の債務不履行等の悪いニュースが起きた場合に、流動性リスクが起こります。
流動性リスクの対策は一つだけです。
- 経済情報を入手する
金利変動リスクと同様で、経済情報を入手する事で対策をしていくしかありません。
6.追加証拠金制度に伴うリスク

追加証拠金制度に伴うリスクとは、証拠金維持判定の時間の時に、証拠金維持率が100%を下回ってた場合、FX会社が指定する日時までに、証拠金維持率を100%以上にしないと、全てのポジションを強制ロスカットするリスクです。
指定された日時までに、相場が自分の思惑方向に戻ればいいのですが、そうでなければ、証拠金維持率を100%以上を保つ入金を行う必要があります。
追加証拠金制度に伴うリスクの対策は一つだけです。
- レバレッジは5倍まで
レバレッジに関するリスクと同様でレバレッジを低く抑える事で、追加証拠金制度に伴うリスクを軽減する事ができます。
7.スリッページリスク

スリッページリスクとは、エントリーする時に、成行注文の場合、約定画面を見ながら取引を行いますが、自分がココだ!!と思ったところで注文を行っても、実際の約定価格との間に差が生まれ、トレーダーが不利になる価格で約定する事があります。
指値注文の場合、この金額になったら約定するように予約をしますが、その金額では注文が入らずに、トレーダーが不利になる価格で約定されます。
7-1.スリッページリスクの対策
スリッページリスクは国内のFX会社を使っている以上ある程度は、仕方がないと思います。
それは、FX会社の仕組みとして、スプレッドが儲けとなるからです。
とはいえ、全てが仕方ないわけではなく、トレーダーとしてはしっかりと対策をしていかないといけません。
スリッページリスクに対する対策は四つ。
- 口座開設の時にFX会社の約定率を確認する
- 指標トレードはしない
- 相場が大きく動いても焦ってトレードしない
- スプレッドが広い時間帯での取引はしない
口座開設の時にFX会社の約定率を確認する
口座開設をする前に、そのFX会社の約定率を確認してみてください。
約定率を見つけれない場合は、そのFX会社で口座開設するのはやめましょう。
この約定率とは、FX会社が提示している通貨ペアのスプレッド内で約定した比率を差します。
100%に近ければ近いほどいいです。ほとんどの場合は、99.0%以上だと思いますので、それを目安に口座開設を行ってください。
指標トレードはしない/相場が大きく動いても焦ってトレードしない
為替変動リスクに対する対策でも紹介しましたが、これらの二つはスプレッドが広くなる可能性が高いです。
勢いを見てエントリーしてしまうと、自分の思っていた約定価格とは違う価格で約定してしまい、損をしてまうリスクがとても高いです。
スプレッドが広い時間帯での取引はしない
これも口座開設前にわかりますが、FX会社が提示しているスプレッドは、原則○時から○時までとなっていると思います。
この○に収まっていない時間帯がスプレッドが広くなる時間帯となります。
○の部分はFX会社によって違いますので、確認してみてください。
基本的には、取引量が少ない日本時間でいうと、早朝となります。
こういった時間にエントリーするとFX会社が提示するスプレッド内に収まらず、スプレッドが広いエントリーとなってしまいます。
8.電子取引リスク

電子取引リスクとは、取引を行っているパソコンやスマホが、何らかの理由で使えなくなる事や、FX会社のシステムトラブルで、取引ができなる事です。
この電子取引リスクは意外に多く、ちょっとした例があります。
パソコンで取引をしているぼくのFX仲間は、使っている無線マウスの電池切れを起こして利益が半減したとか。
また、FX会社でもシステムトラブルは普通に起こります。
8-1.電子取引リスクの対策
電子取引リスクは大手のFX会社を使っているから安心というわけではありません。
大手のFX会社でもサーバーが落ちたりすることはあります。
また、自分のデバイスのせいで起こる可能性もあれば、もっと違う理由で電子取引リスクが発生することもあります。
ですので、電子取引リスクの対策はしっかりと行っておきましょう。
電子取引リスクの対策は二つ。
- 複数のデバイスでFX会社の口座にログインできる環境を整えておく
- 複数のFX会社で口座開設し、反対売買を入れれるようにする
複数のデバイスでFX会社の口座にログインできる環境を整えておく
複数のデバイスでFX会社にログインできる環境を整えておけば、仮に家が停電が起き、パソコンが使えなくなった場合、スマホでも取引ができるようにしておきます。
ぼくの場合は、基本的にはスマホで取引を行っているのですが、メインのスマホ・パソコン2台(デスクトップ・ノート)・タブレットの4つのデバイスで、ログインできる環境を整えています。
いざとなった時に、取引できないはとても怖いので、せめて2つのデバイスでログインをできるようにしておきましょう。
複数のFX会社で口座開設し、反対売買を入れれるようにする
原因がFX会社にあり、ポジションを持っている場合は、システム障害等で、このポジションが触れなくなる時があります。
こんな時に相場が大きく動いたらどうしますか?
考えるだけでもゾッとしますよね。
複数のFX会社で口座開設していれば、持っているポジションの反対方向で売買を行うと、その時の損益は無かったことにできます。
こういった、リスク対策のためにも、必ず複数のFX会社で口座を持つようにしましょう。
9.ロスカットに伴うリスク

ロスカットにともなるリスクとは自分の思惑とは逆に動き、損失を確定させるリスクのことです。
これはポジションを持って、思惑と逆方向に相場が動いたら、損した気分になっただけで、まだ損が【確定】
したわけではありません。
もしかしたら持ち続ければ、思惑方向に進み、利益となる可能性はあります。
9-1.ロスカットに伴うリスクの対策
ぼくはロスカットに伴うリスクは、必要なリスク
だと思っています。
思惑方向と逆に相場が動き、自分が決めたロスカットラインまで到達したら、ロスカットすべきで、まだ戻るかもしれないからという気持ちでいると、そのまま塩漬けになる可能性があり、証拠金も動かせず、次の行動が取れません。
ましてや、次に紹介する最悪のシナリオの強制決済リスクになる可能性もあるので、そうなれば相場から退場
してしまいます。
決して、すぐに損失になったから損を確定させろと言っているのではないですよ。そこは間違わないでください。
自分のシナリオを描き、そのシナリオが崩れるところにきたら、しっかりとロスカットを行うこと。
これは対策ではないですが、大事な事を一つ。
- 生き残ることを優先
生き残ることを優先
レバレッジも守って、他の対策はやっているのに、このロスカットだけ守れずに相場を退場していく人もいます。
もしかしたら戻るかも・・・。
と思わずに、しっかりと自分の決めたロスカットラインでは、ロスカットしてください。
生き残ることを優先
し、相場の退場は避けてください。
時間ももったいないです。
生き残ることを優先して、ロスカットし、次のシナリオを考える方が大事です。
10.強制決済リスク

強制決済リスクとは、FX会社によって様々ですが、強制決済がされるラインが決められています。
証拠金維持率50%以下だったり70%以下とかです。
この証拠金維持率が強制決済のラインに触れると、それ以上の損失を避けるために、FX会社が強制的にロスカットをします。
10-1.強制決済リスクの対策
強制決済までくると、ほぼ相場から退場することになるので、ここまでいかない為の対策が必要です。
強制決済しないためには、今まで見てきたリスク対策が必要です。
その上で、強制決済リスクの対策として二つを付け加えます。
- ロスカットラインの徹底もしくはロスカットルールを作る
- できない人は逆指値を必ず入れる
ロスカットラインの徹底もしくはロスカットルールを作る
エントリーする前に、自分でしっかりとシナリオを描き、シナリオが崩れるところにロスカットラインを置きます。
もしくは、こうなったらロスカットをするというルールを作ります。
もし、そこまできた時にはロスカットを【確実に実行】
することです。
【確実に実行】
することで強制ロスカットを回避する事ができます。
できない人は逆指値を必ず入れる
上記の『ロスカットラインの徹底もしくはロスカットルールを作る』で、ロスカットができない人が読者にも必ず出てきます。
損失を確定させるという行為は、とても勇気がいる行動です。自分のお金が減りますからね。
そんな人は、逆指値ラインを必ず入れてください。そして入れた逆指値ラインは【絶対に動かさない】
。
絶対に動かさないのは、損失を大きくする方向には絶対に動かさないということですよ。
利益が出た時には、自分と思惑方向に逆指値を動かすのは全然OKです。
11.信用リスク

最後は信用リスクです。
信用リスクとは、FX会社が倒産した場合、今持っているポジションの利益・スワップポイント・証拠金までも返ってこなくなる恐れがあることです。
11-1.信用リスクの対策
上記でとても怖いこと言いましたが、日本国内のFX会社を使っている場合は、ほとんど気にしなくてもいいと思います。
日本国内のFX会社では、金融商品取引法にて「証拠金をFX業者の固有財産とは区分して管理すること」が義務付けられています。
顧客から預かった証拠金を、しっかりと分けて管理しなさいよ。ということです。
しかも、分けて管理した上に、信託銀行などの第三者に預けときなさいよ。となっているのです。
これを【信託保全】
と言います。
この信託保全があるおかげで安心する事ができます。
それでもFX会社の倒産が怖いという方は、FX会社のホームページに記載のある、自己資本規制比率を確認してください。
これはFX会社自体の健全性を表す指標になっていて、高ければ高いほど健全性が高いというわけです。
12.まとめ
最後に言いたいのは、「必ずリスク対策はしっかりとしてから、FXでトレードしてください。」という事です。
しっかりと勉強をしたいという方は、何回も読んでください。
それが面倒だ、という方は最後に対策をまとめますので、それだけは必ず守ってトレードをしてください。
- 口座開設の時にFX会社の約定率を確認する
- 複数のデバイスでFX会社の口座にログインできる環境を整えておく
- 複数のFX会社で口座開設し、反対売買を入れれるようにする
- 経済情報を入手する
- レバレッジは5倍まで
- 指標トレードはしない
- 相場が大きく動いても焦ってトレードしない
- スプレッドが広い時間帯での取引はしない
- ロスカットラインの徹底もしくはロスカットルールを作る
- できない人は逆指値を必ず入れる
- 生き残ることを優先
この11項目を必ず守り、負けない事を覚えて、早く勝つ事に進んでいきましょう。
今回はリスクについての記事でしたが、「生涯利益8ケタトレーダーがFXのメリット全部言う」でFXのメリットを記事にしてます。
生涯利益8ケタトレーダーがFXのメリット全部言う
FXはとても夢があります。それだけでもメリットが大きいです。ですが投資ですので、もちろん元本割れのリスクがあります。今回は生涯利益が8ケタを超えたぼくが、FXのメリットを全部言います。