【超基礎】FXのショートとは?【売りでOK】
はいさい!tentenです!
FXの業界用語の【ショート】って聞いたことないですか?
初めて聞く人は、なんのことかわからないと思います。
また、【ショート】の意味を聞いても、理解しづらいと思います。
ボクも、FXを始めた頃は、頭の中で???という状態で困っていました。
少なからず、そんな人はいるんじゃないかと思って、そんな悩みが解決できる記事を書きました。
具体的には、こんな悩みが解決します。
- FXの業界用語【ショート】の意味がわかる
- ショートの由来がわかる
- ショートの基本的な使い方がわかる
この記事を読むことで、ショートの全てを理解することができますよ。
本記事の内容
- FXでいうショートとは売りのこと
- ショートの由来
- ショートの特徴
- ショートエントリーする時は戻り売りが基本
- ショートのまとめ
1-1.売りは【ショート】
1-2.買いは【ロング】
1-3.FXのショートエントリーってどゆこと??
4-1.【前提】下降トレンドが出ていること
4-2.一時的な上昇
4-3.短期足でのサイン
4-4.ショートエントリー
1.FXでいうショートとは売りのこと

FXでは、売り注文を入れる事を【ショートエントリー】
と言います。
よく、SNSやYouTubeなんかで、「今ショートで入った」とか言っているのは、売りでエントリーした事を言っています。
ショートと略されていますが、【売り】
と思って間違いないです。
このショートと、FXの通貨ペアを合わせて、使ったりもします。
- ドル円ショート → 米ドル/円のショートエントリー
- ユロドルショート → ユーロ/米ドルのショートエントリー
- ユロ円ショート → ユーロ/円のショートエントリー
- ポン円ショート → ポンド/円のショートエントリー
- オージー円ショート → 豪ドル/円ののショートエントリー
1-1.ショートの具体的な使い方
具体的には、ドル/円が1ドル110円の時に、チャートを見て、『ここから円高になる(下がる)』と予想をしたとします。
そうすると、下がると思ったんですから、ドル/円の売りで新規注文を出します。
売りで新規注文を出す事を、【ショートエントリー】
と言います。
新規注文を出してから、決済注文を出すまで、建て玉を保有しています。
売りの建て玉を保有している事を【ショートポジション】
と呼びます。
この後に、ドル/円が、自分の思惑通り円高となり、エントリー時の1ドル110円から1ドル100になったとしたら、1ドルにつき10円の利益となります。
1-2.買いは【ロング】
売りは、【ショート】でした。
では、【買い】はなんでしょうか?
買いのことは、【ロング】
と呼びます。
これも、新規注文の時には、【ロングエントリー】
。
ロングを保有している事を、【ロングポジション】
と呼びます。
買いの【ロング】はこちらの「【超基礎】FXでいうロングとは?【ずばり買いの事】」の記事で説明しています。ショートと合わせて読んでください。
【超基礎】FXでいうロングとは?【ずばり買いの事】
FXの用語でロングって聞いた事ないですか?SNSのFXコミュニティーやYouTubu等でみんながよく使ってたりします。ずばり、ロングは【買い】のこと。ちなみにショートが【売り】です。超初心者の方でもわかりやすく、言葉の意味から、みんながあまり知らない言葉の由来、基本戦略まで紹介しているので必見の記事です。
1-3.FXのショートエントリーってどゆこと??
FXをやっていると、エントリーで混乱することがあります。
みなさんがFXをやる時って、FX会社に証拠金を預けて、ポジションを持ちますよね。
この時に預けている証拠金ですが、【円】
で預けていないですか?
なぜ、【円】で預けているのに、【円】以外の他の通貨からエントリーできるのでしょうか?
例えば、ドル/円だと、ロングだと【円】でエントリーしていますが、ショートだと【ドル】でエントリーしているイメージです。
これは、FXの売買が【差金決済】
となっているからです。
【差金決済】とは、『本来の現物での取引ではなく、売買で生じた差額だけの、受け渡しを行う取引』です。
簡単に説明すると、現物での取引は、本当に【円】と【ドル】を引き換えて、手元に【ドル】がある状態です。
ちなみに、これを現物取引と呼びます。
差金決済は、【売買で生じた差額だけ】
ってところがポイントです。
現物取引での例えで言うと、実際に【ドル】があるわけではないですが、あると仮定した上で、損益分のみを受け渡します。
ですので、ショートエントリーも同じで、現物取引ではなく、【ドルから円に変えて取引をした】として、その損益分のみを受け渡すことで、FXは成立しています。
2.ショートの由来

ショートの由来を知ることで、ショートの特徴をも知ることができます。
ショートの由来は、株取引などで、上昇する時は、ゆっくりと時間をかけて、長期的に価格が上昇する傾向があります。
また、下降する時は、短い時間で、短期的に価格が下降する傾向があります。
上昇するのは、時間がかかるけど、下降するのは、崩れ落ちるように一瞬の出来事です。
ショートポジションは、【短い時間で、短期的に価格が下降する】
ということからきています。
短期的に価格が下がっていく売りポジションなので、【ショート】という言葉が生まれたと言われています。
3.ショートの特徴

ショートの特徴は、先ほどの由来でも紹介しましたが、【短い時間で、短期的に価格が下降する】
ということです。
ロングポジションの時は、長い時間をかけて、保有しなければいけませんが、ショートポジションの時は、相場がパニックになっている状態となっていて、すごい勢いで価格が下落していきます。
それは、株の特徴であって、通貨を対象としているFXでは、関係ないって人もいますが、FXにも少なからずあります。
FXも株も、取引しているのは、【人】
なのです。
ですので、人は視覚的に上昇していると、【安全なイメージ】
を抱いてしまいます。
一方で、下降する時は、【危険なイメージ】
が強くなります。
こういった、大衆心理が働いて、FXでもショートは、【短い時間で、短期的に価格が下降する】傾向にあるのです。
4.ショートエントリーする時は戻り売りが基本

ショートで入る場合、どういった場所で、エントリーすればいいのでしょうか?
先ほども話した通り、ショートは短期的な強い下落となるため、ロングの方が比較的に優しいイメージがあります。
ですが、やることは、基本的に上昇も下降も一緒で、順張りでのエントリーが基本
となります。
ショートの場合だと、【下降トレンド中の一時的な上昇を狙った戻り売り】
になります。
下記が基本のロングエントリーの手順です。
- 下降トレンドが出ていること
- 一時的な上昇
- 短期足でのサイン
- ショートエントリー
では、ひとつずつ説明していきます。
4-1.【前提】下降トレンドが出ていること
順張りトレードの基本です。
トレンドが出ていることが大前提となります。
トレンドの定義ですが、明確に示してくれた理論があります。
それが【ダウ理論】
です。
ダウ理論の一つに【トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する】
というのがあります。
【明確な転換シグナル】
というのを下降トレンドで言うと。
【高値と安値の両方が切り下がる】
これが、下降トレンドの定義になります。
下降トレンドを見つけることから始めてください。
4-2.一時的な上昇
トレンドは、波をうって形成していきます。
下降トレンドの場合は、下がって、上がってを繰り返し、右肩下がりでトレンドを形成します。
そこの【一時的な上昇】
を狙ってエントリーをしていきます。
4-3.短期足でのサイン
下降トレンドが出ている、短期足では、一時的な上昇は、上昇トレンドとなっているはずです。
この、短期足での上昇トレンドが崩れた場所が、ショートエントリーのサインとなります。
4-4.ショートエントリー
ここまできたら、ショートエントリーをするだけです。
【4-3.短期足でのサイン】では、逆バリでのエントリーですが、【4-1.下降トレンドが出ていること】で大きく見た場合は、順張りでのエントリーとなります。
順張りトレードを心がけることで、利益をしっかり伸ばせ、損切りも浅くすることもできます。
【損小利大】
を心がけてエントリーしてください。
また、ショートエントリーの戻り売りに関して、説明している「FXの戻り売りとは【基礎からエントリーポイントまで全て解説!!】」を記事にしていますので、もっと詳しく知りたいという方は、見てみてください。
FXの戻り売りとは【基礎からエントリーポイントまで全て解説!!】
FXでのエントリーの基礎である戻り売り。正直この内容がわからないとFXで勝つのは厳しいです。ですが、この記事を読めば、戻り売りがなにか?と言うところからエントリーするまでの、全てを解説しています。初心者から、改めて勉強したい中級者、負け続けている人は必見の記事です。
5.ショートのまとめ
FXの【ショート】について、説明してきました。
ボクは、ショートは苦手でした。
冒頭で説明したように、ショートが???の状態だったので、はっきりと理解していないと、やりたくなかったからです。
ですが、ショートを理解すると、特徴もわかり、利益を大きく早く取れてきて、資金効率も上がり、今ではロングよりもショートの方が好きです。
みなさんにも早くそうなって欲しいです。
ショートで利益を取ると、美味しいですよー・・・(笑)
最後にショートのポイントをまとめておきます。
- 【ショート】とは【売り】のこと
- 【ショート】の由来と特徴は【短期的に価格が下降する】
- 【ショート】の基本は【下降トレンドでの戻り売り】
ショートの意味と由来を知ると、その特徴も知ることができたと思います。
特徴を知ることで、今後のトレードにも活かせると思います。
用語は、なんとなく理解することはできますが、意味や由来まで調べることで、色々とわかってきて面白いです。
わからない用語が出てきたら、放置せずに、調べる事をオススメします。
では、今日はここまでー。
ちゃおー。