【FXテクニカル】ダイバージェンスで相場のポイントを見極める
はいさい!tentenです!
今回は、オシレーターのダイバージェンスについてです。
この記事を読めばこんな悩みが解決します。
- オシレーター使っているけど、どこ見ればいいの?
- 相場の転換がわかるいいサインがないかな。
インジケーターは何か使っていますか?
大きく分けて、トレンド系とオシレーター系ですよね。
今回の記事ではオシレーター系のインジケーターの話になります。
オシレーターを使う時にどんなところに気をつけて見ていますか?
大体の方は、ある基準にきたら買って、またある基準にきたら売ってとやっている人が多いと思います。
これではオシレーターの力の半分も使えていません。
オシレーター系のインジケーターを使っているなら、ダイバージェンスは絶対に見るべきポイントです。
今日はそんなダイバージェンスの見るべきポイントについて、詳しく解説していきます。
本記事の内容
- オシレーターのダイバージェンスとは?
- ダイバージェンスを見るポイント
- ヒドゥンダイバージェンスはトレンド継続のサイン
- ダイバージェンスを見るのならどのオシレーターを使うべき?
- ダイバージェンスを使う時の注意点
- ダイバージェンスのまとめ
2-1.真安値・真高値ラインのブレイクアウト
2-2.グランビルの法則①や⑤でのエントリー
2-3.ヘッドアンドショルダーやダブルトップ・ボトムとの組み合わせ
1.オシレーターのダイバージェンスとは?

ダイバージェンスって知っていますか?
オシレーターを使っているのであれば、ダイバージェンスを見るべきです。
ダイバージェンスとは、相場の価格とオシレーターの数値が逆行することを言います。
例えば、相場で上昇トレンドが出た時には、どんどん高値が更新されていきますよね。
この時の高値圏で起きることなんですが、価格で最高値の更新が起きたにも関わらず、オシレーターの数値は前回の高値より最高値の時の方が低くなるということが起きます。
これが【ダイバージェンス】
です。
なぜダイバージェンスが起きるかというと、上昇トレンドでイケイケドンドンだったものが、相場の過熱感が強くなってきて、そろそろと反転するのでは?と疑問に思った投資家たちの買いが減少することで起きます。
ダウ理論でいうところの【利食い期】
にあたり、エリオット波動理論の【5波】
部分です。
2.ダイバージェンスを見るポイント

ダイバージェンスで見るところは価格とオシレーターの数値の逆行を見ればいいだけです。
それだけではないですよ(笑)
ダイバージェンスだけでエントリーすると【ダマシ】
によくあいます。
ダイバージェンスが出て、エグジット根拠としてはありかも知れませんが、エントリー根拠としては薄いです。
ですので、他のオシレーターやパターンと組み合わせて使います。
- 真安値・真高値ラインのブレイクアウト
- グランビルの法則①や⑤でのエントリー
- ヘッドアンドショルダーやダブルトップ・ボトムとの組み合わせ
それぞれ説明していきます。
2-1.真安値・真高値ラインのブレイクアウト
上昇トレンドが崩れた時として説明します。
ダイバージェンスが現れた時には、最高値の更新をしていると思いますが、この時に上昇トレンドが崩れる事を意識してエントリー準備に入ります。
真安値にラインを引き、そこのブレイクアウトを狙います。
そうする事で、重要なラインを割れたという事で損切りを巻き込んで大きくレートを下げる
ことになります。
これはダイバージェンスとブレイクアウトを組み合わせた手法ですが、この時に高値の切り下がりも見せていたら、より強い根拠となります。
それは、高値更新の失敗と真安値のブレイクアウトを見せるとダウ理論でのトレンドが崩れるポイント
となるからです。
真安値と真高値を詳しく知りたいという方は、こちらの記事で解説しています。
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2-2.グランビルの法則①や⑤でのエントリー
グランビルの法則は価格と移動平均線には一定の法則があるとしたものです。
グランビルの法則には買いパターン4つと売りパターン4つの合計8つのパターンとなっています。
このパターンの中の①は買いパターンで移動平均線が下向きから水平になったくらいのポイントで価格が移動平均線の下から上抜けるところでエントリーするというものです。
また、⑤は売りパターンで移動平均線が上向きから水平になったくらいのポイントで価格が移動平均線の上から下抜けるところをエントリーしていきます。
グランビルの法則①と⑤を組み合わせる場合、ダイバージェンスはその前に出ています。
ダイバージェンスが出たことで、エントリー準備をしてグランビルの法則でエントリーをする感じになります。
この時の注意点は【移動平均線の向き】
です。
グランビルの法則①で例えると、下向きから最低でも【水平】
になったのを確認してください。
グランビルの法則について、こちらの記事で解説しています。
FXでのグランビルの法則の使い方【単体で使うのはNG】
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2-3.ヘッドアンドショルダーやダブルトップ・ボトムとの組み合わせ
ダイバージェンスとチャートパターンの組み合わせです。
有名なチャートパターンではヘッドアンドショルダーだったりダブルトップ・ボトムがありますよね。
ヘッドアンドショルダーの時には、真ん中のヘッド部分でダイバージェンスを起こします。
ここではまだエントリーできませんよ。
次の右山ができてネックラインを割れたところ
がヘッドアンドショルダーの完成になるので、そこでようやくエントリーができます。
ダブルトップ・ボトムも一緒ですね。
右山で価格はほぼ同額だと思いますが、オシレーターの数値は今までのトレンドと逆方向に差していることが多いです。
ここでもネックラインのブレイクアウト
でエントリーができます。
3.ヒドゥンダイバージェンスはトレンド継続のサイン

もう一つのダイバージェンスを紹介します。
それが【ヒドゥンダイバージェンス】
です。
これまで紹介してきたダイバージェンスは、トレンド転換に起きやすいポイントでした。
ヒドゥンダイバージェンスが出ると【トレンド継続】
のサインとなります。
ヒドゥンダイバージェンスは、かなり見つけるのは難しいです。
それは、ダイバージェンスと見るべきところが違うからです。
ヒドゥンダイバージェンスは上昇トレンドが出ている場合、安値も切り上がりをしていきます。
この時にオシレーターの下限を見てください。
オシレーターの数値は切り下がりを見せています。
下降トレンドは反対になり、高値が切り下がり中に、オシレーターの上限で数値は切り上がるといった現象が出ます。
ヒドゥンダイバージェンスでは【トレンド継続】になり、ダイバージェンスよりも信頼性があります。
4.ダイバージェンスを見るのならどのオシレーターを使うべき?

ボクが、使いやすいと思ったのは、RSIとMACDでした。
これは、いろいろなブログ等でみんながやっていて参考にできたという面もあると思います。
ボクが使っているのでこの二つがオススメですよというのは違うと思います。
一番いいのは【今一番使いやすいオシレーター】
です。
オシレーターであればダイバージェンスは確認ができるので、わざわざこの為にコロコロオシレーターを変えてはいけません。
それが負ける原因の一つになりますよ。
一つの手法を極めた方がうまくいきやすいので、自分が一番使いやすいと思うのを使ってください。
5.ダイバージェンスを使う時の注意点

ダイバージェンを使う時の注意点ですが、これはどんなところに当てはまることですが【絶対】
ではないということです。
また、オシレーターを重要視しすぎるのはあまりにも危険ですよ。
FXの基本は価格
です。
値動き
が重要なんです。
そこを忘れないでください。
ダイバージェンスはエントリー根拠やエグジット根拠の【ひとつ】として使用してください。
ダイバージェンスだけを信じてエントリーするとかなり痛い目にあいますよ。
6.ダイバージェンスのまとめ
オシレーター系インジケーターを使っているのなら、ダイバージェンスは知っておくべきものだと思います。
ダイバージェンスが起きる時には、大衆心理にも変化が現れている時です。
そこを一緒に考えてあげると、トレードレベルも上がりますので、なんでここでダイバージェンスが起きたのかということも考えてみてください。
最後にダイバージェンスのポイントについてまとめておきます。
- ダイバージェンスは価格とオシレーターの数値の逆行
- ダイバージェンスが出たらトレンド転換示唆
- ヒドゥンダイバージェンスはトレンド継続サイン
- ダイバージェンスが出たからといって焦ってエントリーはNG
では、今日はここまでー。
ちゃおー。