【FX迷子必見】エリオット波動理論の基礎【どこにいるかわかるようになる】
はいさい!tentenです!
今回は、エリオット波動についてです。
この記事を読むとこんな悩みが解決します。
- エリオット波動ってなに?
- 次はどっちに進むんだろ?なんかわかる方法ないのかな?
- もっと単純にトレードをしたい。
FXを始めたばかりって、チャートを見ていても次にどっちに進むんだろ?
全然わからないから、結局適当にエントリーをして損して終わる。
そんな経験ってないですか?
エリオット波動は相場を考える時に基本となる理論になります。
これを知ることにより、次にどのような動きをするのか予想ができるようになります。
またエリオット波動は、フラクタル構造になっているとされているので、下位足でも今どんな位置にいるのかもわかってきます。
また利確・損切りの基本にもできて、押さえておきたい理論ですね。
では、エリオット波動理論について説明していきます。
本記事の内容
- エリオット波動理論について
- エリオット波動理論のパターンとそれぞれの特徴
- エリオット波動理論はフラクタル構造をしている
- エリオット波動理論の注意点
- エリオット波動理論のまとめ
1-1.ポイントはパターン
2-1.エリオット波動理論の上昇5波
2-2.エリオット波動理論の下降3波
1.エリオット波動理論について

エリオット波動理論は、ダウ理論とかなり共通する部分があります。
【ダウ理論の必要な補足】
とし、まさにダウ理論を発展させた形になっています。
エリオット波動理論はパターン・比率・時間という3つの基本原則からなっています。
基本原則の中でも、この順番で重要とされています。
ですので、一番重要なのは【パターン】
ということになります。
1-1.ポイントはパターン

パターンとは波動の形
のことを言っています。
エリオット波動の基本パターンは【5つの上昇波と3つの下降波の8つ波を1サイクル】
としています。
5つ上昇波というのは上図の1から5の前半の波を指していて、3つの下降波というのはaからcの後半の波を指しています。
上昇波と言っても2.4波は逆方向じゃないかよ。と思われる方もいるかもしれませんが、上昇波の調整をしていることで上昇波の一部となっています。
また上昇5波を【推進5波】、下降3波を【調整3波】と呼ぶこともあります。
2.エリオット波動理論のパターンとそれぞれの特徴

エリオット波動理論の基本パターンとして1サイクルが8つの波で成り立っていること、8つの波は上昇5波と下降3波に分かれることを説明しました。
この上昇5波と下降3波は適当に波を打っているわけではなく、それぞれに特徴があります。
2-1.エリオット波動理論の上昇5波
エリオット波動理論には原則があります。
その原則はこの上昇5波に出てきます。
その原則がこちら。
- 上昇3波が1・3・5波の中で一番短くなることはない
- 上昇2波は上昇1波のボトムより下回ることはない
- 上昇4波の底は上昇1波の頂上より上になる
この原則を押さえた上でそれぞれの特徴を説明していきます。
上昇1波
上昇1波の大半が値固めで、かなり下落したところからの単なる反発にしか見えません。
通常は上昇1・3・5波の中で一番短くなりますが、大きな底値圏では大きくなることもあります。
上昇2波
上昇2波は上昇1波の大部分を戻します。
ですが原則2であるように、上昇1波のボトム(スタート地点)より下回ることはありません。
上昇2波を形作ることで、ダブルボトムや逆三尊を作り出すことになります。
上昇3波
上昇3波は上昇1波の高値を超え、通常一番長くなります。
原則でもありますが、上昇1・3・5波の中で上昇が一番短くなることはありません。
ダウ理論でも高値・安値を切り上げて上昇トレンドに転じます。
この時に多くのトレーダーが上昇トレンドが発生したことに気付いてエントリーを仕掛けてくる場面です。
上昇4波
上昇4波は第2波と同じで値固めの段階です。
上昇3波をうまく取れたトレーダーの利確と上昇トレンドに乗り遅れたトレーダーが入り混じり、チャートは複雑な形になることが多いです。
また原則でもあるように、上昇4波の底は上昇1波の頂上より上になります。
上昇5波
上昇5波は通常上昇3波より力強さがなく、トレンド終盤
です。
またオシレーターが買い過ぎのサインやダイバージェンスが出るのも、上昇5波になります。
2-2.エリオット波動理論の下降3波
ここからは、トレンドの調整はの説明をしていきます。
エリオット波動を使う時によく間違えるのは、この下降3波になりますので、しっかり特徴を捉え理解できるようにしてください。
それでは、下降3波の特徴を説明します。
下降a波
下降a波は、上昇トレンドの単なる調整局面と勘違いされますが、これまでの上昇を懐疑的に見た人たちの利確が入りだします。
また上昇5波で出たオシレーターの逆指標やレジサポラインを見て、そろそろトレンド転換を迎えるだろうと逆張りトレーダー達がエントリーが入り出します。
後述しますが、エリオット波動理論をフラクタル構造で見た時に下降a波に入ったことが明確になります。
下降b波
下降b波は、新しい下降トレンドにおける反発になります。
もし買いポジションを持っている場合は、ここが最後に決済をするチャンスとなります。
下降a波を上昇トレンドの調整局面と見ているトレーダー達が買いエントリーしてきますが、長くは続かず通常はダブルトップか高値の切り下がりを起こします。
下降c波
下降c波が出ることで、下降トレンドが明確
となります。
それは下降a波のボトムを割ることで安値の切り下がりがおき、オシレーターのほとんども売りシグナルを出します。
また、上昇4波と下降a波のボトムを結ぶことで三尊が出来上がることもあるのでチャートパターンとしても売りサインが出ることになります。
3.エリオット波動理論はフラクタル構造をしている

エリオット波動理論はフラクタル構造をしています。
フラクタル構造とは【一部分を拡大して見ると、全体と相似する形を見つけられる】ことを言います。
エリオット波動理論で説明すると、それぞれの波はさらに小さい波になっています。
またその小さい波も同様で、さらに小さい波を形成しています。
その小さい波も同じようにエリオット波動理論の基本パターンの形をしてますよってことです。
図で見るとこんな感じになります。
フラクタル構造を理解することで、相場環境認識がはっきりしてきます。
長期ではこの波を形成していて、中期ではこの波、エントリーでこの波を狙うことで利益が大きく狙えるなと言うことです。
フラクタル構造を見つけたら、一番利益の取りやすいところを取りましょう。
それは、上昇3波の上昇3波
です。
ここが一番長く一番力強いので利益が取りやすい場面になります。
4.エリオット波動理論の注意点

エリオット波動理論も使用する時に注意点があります。
その注意点がこちら
- 波を数え間違える
- 【絶対】ではない
それでは説明していきます。
4-1.波を数え間違える
エリオット波動理論の基本パターンを説明しましたが、波の数え間違いがあります。
よくあるのが【相場の途中から使っている】
です。
波を数えるときは、最安値から数えないといけません。
何か違うと感じたら、最初から違うかもしれませんよ。
4-2.【絶対】ではない
エリオット波動理論は【絶対】
ではありません。
トレードの土台としての基本として、とても重要な理論です。
トレードルールの基本や、テクニカル分析と合わせて使うことで、よりトレードに厚みが増してきます。
絶対ではないのでエリオット波動理論単体での使用はやめておきましょう。
5.エリオット波動理論のまとめ
エリオット波動理論の理解は深まりましたか?
今回説明したのはエリオット波動理論の【基本のき】部分になります。
今後エリオット波動理論について深く入っていきたいと思いますので、楽しみにしておいてください。
最後にエリオット波動理論のポイントをまとめておきます。
- 上昇5波と下降3波の8波で構成される
- 基本パターンの原則が3つある
- チャートはフラクタル構造をしている
では、今日はここまでー。
ちゃおー。