エリオット波動はフィボナッチを使うことで真の力が発揮される?!
はいさい!tentenです!
今回はエリオット波動の値幅(フィボナッチを使います)についてです。
この記事を読まれる前に前提知識としてこちらの二つの記事を読まれることをオススメします。
【FX迷子必見】エリオット波動理論の基礎【どこにいるかわかるようになる】
FXでエリオット波動理論を使えば相場の現在の位置がわかるようになります。エリオット波動理論だけで利益を上げようとするのは難しいです。ですが、相場の基礎のなりうる理論です。また、利確・損切りにも使えるのでしっかり押さえておきたいですね。FX初心者や負けているトレーダーは必見の記事です。
【反発する場所がわかる?!】FXのフィボナッチ数列の使い方
フィボナッチ数列って知ってますか?フィボナッチ数列はいろいろなところに出てきます。自然界や長方形の黄金比、建築物、美術品まで使われています。FXと全く関係がないような気がしますが、バチくそ関係してきます。フィボナッチ数列はエントリーからエグジットまで使えます。負けているトレーダーにはぜひ知って欲しい分析方法です。
この記事を読むとこんな悩みが解決します。
- エリオットとフィボナッチはどんな関係があるの?
- エリオット波動の値幅がわかるって聞いたんけどどうやったらわかるの?
- 損切りや利確ポイントがよくわかんないや。誰か教えて。
- エントリーポイントがまだ明確じゃないんだよね。いつも値頃感トレード。
エリオット波動理論を本当に理解するには、フィボナッチ数列は絶対に欠かせない存在となります。
それは、エリオット波動理論の数学的基礎となっているのがフィボナッチ数列になっているからです。
今回は二つの関係性から、どのように二つを使うか、そして注意点を説明していきます。
エリオット波動理論とフィボナッチを組み合わせることで、次の意識がどこら辺にあるのかが予想できるようになってきます。
そうなることでエントリーから利確、そしてここを割れば根拠が崩れるというラインもわかり損切りにも使えます。
ではエリオット波動理論とフィボナッチ数列について説明していきます。
本記事の内容
- エリオット波動理論とフィボナッチ数列の関係
- 基本パターンとフィボナッチ・トレースメント
- エリオット波動理論とフィボナッチを使う時の2つの注意点
- エリオット波動理論とフィボナッチ数列のまとめ
2-1.第2・4波の押し目・戻り目
2-2.第3波の目標値
2-3.第5波の目標値
3-1.波動の数え間違いに注意
3-2.エリオット波動もフィボナッチも信用しすぎない
1.エリオット波動理論とフィボナッチ数列の関係

エリオット波動理論を編み出したラルフ・ネルソン・エリオットは、波動理論の数学的根拠にあるのはフィボナッチ数列だと述べています。
エリオット波動理論の基本パターンの波形は、8波。
フラクタル構造をしているので、ひとつ分解すると、34波。
もう一段階分解をすると、144波となります。
この波の数は、全てがフィボナッチ数です。
そしてフィボナッチ数が出てくるのは、波の数だけではありません。
エリオット波動理論はパターンと比率・時間3つの基本原則からできています。
この【比率】
部分にも大きく関わってきます。
この比率はフィボナッチ・トレースメントで測っていきます。
比率を知ることで、第2波がどこで下げ止まるのか?第3波がどこらへんまで伸びていくのかの予測ができるようになってきます。
2.基本パターンとフィボナッチ・トレースメント

エリオット波動理論の基本パターンは上昇5波・下降3波からできています。
この上昇5波と下降3波はある程度予測できると説明しました。
それはフィボナッチ・トレースメントを使って値幅の予測をしていきます。
フィボナッチトレースメントについての使い方の説明はこちらの「【反発する場所がわかる?!】FXのフィボナッチ数列の使い方」記事を参考にしてください。
エリオット波動とフィボナッチ・トレースメントを使うのは下記です。
- 第2・4波の押し目・戻り目
- 第3波の目標値
- 第5波の目標値
2-1.第2・4波の押し目・戻り目
上昇トレンドの場合、第1・3波どちらかのひとつの波のボトムを起点としてトップにフィボナッチ・トレースメントを合わせます。
そうすると下記のラインが出てきます。
23.6%・38.2%・50.0%・68.1%
これらはフィボナッチ数と意識されやすい半値のラインとなっています。
第2・4波の押し目はこのどれかになる可能性が高くなります。
特に意識されるのが38.2%・68.1%
です。
そしてトレンドが強い場合は、23.6%で反発されることも多く見られます。
下記の画像は、上昇波が出た時のものになります。
第2波は61.8%で意識されています。
第4波では50.0%の半値戻しが意識されているのがわかります。
2-2.第3波の目標値
第3波の最小目標値はこちらになります。
【第1波の値幅に1.618を掛けたものと第2波の底との和】
これは第1波の高さにフィボナッチ・トレースメントを合わせます。
今回はフィボナッチ・トレースメントをトップを起点(100%部分)とし、ボトム(0%)を合わせます。
ポイントはフィボナッチ・トレースメントを広げることで見やすくなります。
次にフィボナッチ・トレースメントを第2波のボトムへ合わせます。
第2波から161.8%が【最小目標値】
となります。
これは【最小】目標値です。
161.8%を超えると200%や261.8%が目処になって来ます。
フィボナッチ・トレースメントに200%がない方は、フィボナッチ・トレースメントを同じ値幅で作成し、つなぎ合わせることで200%が測れるようになります。
一つ目の100%ラインに二つ目の0%を重ねた時の2つ目の100%が200%のラインとなります。
下記の図は解説図です。
まずは、第1波の値幅をフィボナッチ・トレースメントで測ります。
これはトップを起点にボトムへと合わせることで上方向にフィボナッチ・トレースメントが上方向に伸びるので、次に値幅を測る時にやりやすくなります。
先ほど合わせたフィボナッチ・トレースメントを第2波のボトムへと合わせます。
この図ではほぼ161.8%で意識されているのがわかります。
2-3.第5波の目標値
第5波の目標値はこちらになります。
第1・3・5波のどれかが伸びたら残りの2波は同じ値幅になりやすい
これは第1・3・5波と三つの波が書かれていますが、第1波か第3波が伸びれば、伸びなかった波と第5波が大体同じ値幅になります。
伸びなかった波にフィボナッチ・トレースメントを合わせて、第4波のボトムに合わせます。
そこから100%になったところが、第5波の目標値になります。
下記が解説図です。
この図では、第1波と第5波がほぼ同じ値幅になりました。
どちらか伸びていない方と合わせることで値幅予想ができます。
3.エリオット波動理論とフィボナッチを使う時の2つの注意点

エリオット波動理論とフィボナッチを使う時の注意点があります。
それがこちらです。
- 波動の数え間違いに注意
- エリオット波動もフィボナッチも信用しすぎない
3-1.波動の数え間違いに注意
エリオット波動理論で最も間違いやすいのが波動の数え間違いです。
当たり前ですが波動を数え間違えると、せっかく引いたフィボナッチ・トレースメントも機能しなくなります。
もし何か違うなと思ったら、最初からエリオット波動を数えなおしてください。
ポイントは【最安値】
から数え直すことです。
3-2.エリオット波動もフィボナッチも信用しすぎない
エリオット波動もフィボナッチも信用しすぎはNG
です。
相場に勢いがあるときなど、全く機能しない時もあります。
あくまで、【参考程度】に使ってください。
FXには【絶対】
はありませんよ。
4.エリオット波動理論とフィボナッチ数列のまとめ
エリオット波動理論とフィボナッチ数列はどうでしたか?
一緒に使うことで、『次はここら辺を目指すのかな』とか『このフィボナッチのラインと前のエリオット波動の3波が重なってるやん』とか色々と発見があります。
また、エリオット波動理論とフィボナッチ数列はトレードの基礎としては最高の教材です。
FX初心者や負けているトレーダーにオススメですね。
最後にエリオット波動理論とフィボナッチ数列のポイントをまとめておきます。
- エリオット波動理論の数学的根拠がフィボナッチ数列
- エリオット波動理論をフラクタルに見た時の波の数はフィボナッチ数
- フィボナッチ・トレースメントで値幅の目標値を測ることができる
- 第2・4波は38.2%・68.1%が意識されやすい
では、今日はここまでー。
ちゃおー。