FXでのグランビルの法則の使い方【単体で使うのはNG】
はいさい!tentenです!
今回はグランビルの法則の使い方について説明します。
この記事を読むとこんな悩みが解決します。
- グランビルの法則ってなに?
- グランビルの法則を使ってトレードをしたいけどどうしたらいい?
- トレードスタイルを構築したいけど、なんか違う気がする。
グランビルの法則は有名なので知っている方も多いと思いますが、知っているだけで使えていない方が多い気がします。
グランビルの法則を意識してトレードするだけで、トレードが変わってきますよ。
ただし、注意が必要です。
グランビルの法則を単体で使うのはリスク
があります。
【意識する】
くらいがちょうどいいと思います。
薄い表現になってしまいますが、これが背景にあるとないでは全然違いますのでしっかりマスターしていきましょう。
本記事の内容
- グランビルの法則とは?
- グランビル1:トレンド転換の新規買い
- グランビル2:多くのトレーダーが転換に気付く押し目買い
- グランビル3:遅れたトレーダーを使って最後の一押し
- グランビル4:レートが大幅下落した後の利確の上昇
- グランビル5:トレンド転換の新規売り
- グランビル6:多くのトレーダーが転換に気付く戻り売り
- グランビル7:遅れたトレーダーを使って最後の一押し
- グランビル8:レートが大幅上昇した後の利確の下落
- FXで狙いやすいのはグランビルの法則2と4
- グランビルの法則のまとめ
1.グランビルの法則とは?

グランビルの法則は移動平均線を使った法則になります。
相場のあらゆる局面で、ローソク足と移動平均線の位置関係には一定の法則がある、というのがグランビルの法則になります。
では、具体的にどんな内容になっているのかを確認しましょう。
グランビルの法則には、買いパターン4つと売りパターン4つの計8つのパターンがあります。
買いパターン
- 1:トレンド転換の新規買い
- 2:多くのトレーダーが転換に気付く押し目買い
- 3:遅れたトレーダーを使って最後の一押し
- 4:レートが大幅下落した後の利確の上昇

赤色の○がそれぞれの買いパターンのときです。
売りパターン
- 5:トレンド転換の新規売り
- 6:多くのトレーダーが転換に気付く戻り売り
- 7:遅れたトレーダーを使って最後の一押し
- 8:レートが大幅上昇した後の利確の下落

緑色の○がそれぞれの売りパターンのときです。
それぞれのパターンごとに説明していきます。
2.グランビル1:トレンド転換の新規買い

グランビルの1は買いパターンでトレンド転換の最初の新規買いになります。
- 移動平均線の向き:水平・もしくは若干の上向き
- ローソク足:移動平均線を下から突き抜ける
グランビル1では、移動平均線は水平か若干の上向きの時にローソク足が下から突き抜けた時に買いエントリーするというパターンです。
移動平均線は一定期間の平均を現したものになります。
移動平均線がどこを向いているのかで、全く違った相場環境になります。
下向きの場合は、まだまだ売り圧力が強い事を示唆していてローソク足が一時的に上抜けしたとしても、戻ってくる可能性が高いです。
グランビル1では、移動平均線の向きが水平か上向き
なので、移動平均線はどちらにいくかわからない状態か買い圧力が強まっている状況になっていないといけません。
またトレンド転換を示唆するローソク足の形になっていないといけません。
必ずローソク足での安値の切り上げは確認しましょう。
3.グランビル2:多くのトレーダーが転換に気付く押し目買い

グランビル2は多くのトレーダーが転換に気付いて押し目買いをしてくるポイントとります。
- 移動平均線の向き:上向き
- ローソク足:移動平均線を割り込む
グランビル2では移動平均線の向きが上向き、ローソク足が移動平均線を一時的に割り込む時です。
このポイントが【押し目買いポイント】
です。
移動平均線は上向きになっているので、買い圧力が強くなっています。
グランビル1が出たことで、トレンド転換したことを大勢のトレーダーが認識できるポイントになります。
ちょっとしたポイントになりますが、サポートラインで買い支えられているとよりグランビル2の信頼性が上がってきます。
4.グランビル3:遅れたトレーダーを使って最後の一押し

グランビル3は遅れたトレーダーが飛び乗りで買いエントリーしてくるポイントとなります。
レートが一段上がった後で、賢いトレーダーは利確の準備に入る段階になります。
- 移動平均線の向き:上向き
- ローソク足:移動平均線で反発
グランビル3では移動平均線は上向きで、移動平均線上で反発するところがエントリーポイントとなります。
移動平均線は【平均】
なので、どんな設定をしていたとしても、ある程度機能します。
またみんなが同じ設定をしているわけではありませんので、機能しないことも多いのです。
ですのでグランビル3ではダマシも多くなります。
ここでのエントリーはレートもそれほど伸びにくく利益も少ないです。
ボクはここでのエントリーはオススメはしません。
5.グランビル4:レートが大幅下落した後の利確の上昇

グランビル4はレートが大幅下落した後の利確を狙った買いエントリーになります。
- 移動平均線の向き:下向き
- ローソク足:移動平均線より下にあり乖離している
レートが一時的に伸びた時には、移動平均線に戻ろうとする傾向があります。
グランビル4では、この傾向を使ってローソク足と移動平均線の乖離ができた時に戻ろうとする力を使って買いでエントリーします。
移動平均線も下向きで売り圧力がとても強い状況でのエントリーとなるため、そのまま下落していく可能性も高い
です。
かなり高度な逆張り手法になりますので、初心者にはおすすめはしないパターンです。
もしやるとしたら、大きなサポートラインと重なるところであったり、下位足でのチャートパターンを確認しての買いエントリーです。
6.グランビル5:トレンド転換の新規売り

ここからは売りのパターンになります。
グランビル5は売りパターンでトレンド転換の最初の新規売りになります。
- 移動平均線の向き:水平か若干の下向き
- ローソク足:移動平均線を上から割り込む
グランビル5は移動平均線の向きが水平か若干の下向きの時にローソク足が移動平均線を上から割り込むところでエントリーします。
移動平均線が上向きだと、まだまだ買い圧力が強いため、ローソク足が上から突き抜けたとしても反発する可能性があります。
移動平均線が水平か若干の下向きを確認が必要
です。
また、ローソク足はトレンド転換を示唆する形を作っていないといけません。
ローソク足が高値の切り下げ
は確認していきましょう。
7.グランビル6:多くのトレーダーが転換に気付く戻り売り

グランビル6は多くのトレーダーがトレンド転換に気付く戻り売りポイントです。
- 移動平均線の向き:下向き
- ローソク足:移動平均線を超える
グランビル6は移動平均線の向きが下向きで、一時的に移動平均線を超えたところでのエントリーです。
このポイントが【戻り売りポイント】
となります。
この時には、移動平均線は下向きになっていて売り圧力が強くなっています。
また、グランビル5が起きることで多くのトレーダーがトレンド転換を認識できるポイント
になります。
ここでのポイントですが、移動平均線は下向きで売り圧力が強いのは高いのは確かですが、一時的に超えることでトレンド転換を懐疑的に見るトレーダーがいるのも確かです。
レジスタンスラインを確認してそこで反落が起きれば、より強いエントリーポイントとなります。
ここでのエントリーにはレジスタンスラインを探してみてください。
8.グランビル7:遅れたトレーダーを使って最後の一押し

グランビル7では、遅れたトレーダーのショートエントリーが入ってくる場所です。
賢いトレーダーは利確の準備に入っていて、利益を伸ばす最後の一押しとしてみています。
- 移動平均線:下向き
- ローソク足:移動平均線で反落
グランビル7では移動平均線は下向きで、移動平均線上で反落するところがエントリーポイントになります。
グランビル3で説明したように、ここでも同じくダマシが多くなるので注意が必要です。
ここでは、エントリーは控えてポジションを持っているトレーダーは利確の準備に入ってください。
9.グランビル8:レートが大幅上昇した後の利確の下落

グランビル8はレートが大幅上した後の利確を狙ったエントリーになります。
- 移動平均線:上向き
- ローソク足:移動平均線より上にあり乖離している
グランビル8はレートが伸びた後の移動平均線に戻ってくるという傾向を狙ったエントリーになります。
移動平均線は上向きで、買い圧力がとても強い状況でのエントリーとなります。
このままレートが上昇していくこともあります。
高度な逆張りエントリーとなるので、初心者にはオススメしないパターンです。
この形でエントリーする場合は、大きなレジスタンスラインが重なるところや、下位足でのチャートパターンを確認して売りのエントリーをしてください。
10.FXで狙いやすいのはグランビルの法則2と6

FXで狙いやすいのはグランビルの法則2と6
になります。
グランビルの法則の2と6は、はっきりとしたトレンド転換のサインが出ています。
また、この中で一番利益が伸びやすいのも2と6になります。
ただ、グランビルの法則が出たからといってエントリーをするのは根拠が薄いです。
他の根拠と重ねてエントリーを行ってください。
ボクの場合だと、ライン手法を使ってるのですが、レジサポラインにグランビルの2と6が重なった時は【より強いエントリー根拠ができた】
という感じで使用しています。
11.グランビルの法則のまとめ
グランビルの法則の理解は深まりましたか?
やはり、単体でのエントリーは根拠が薄く感じますし、パターンによってはリスクがあります。
そのため、複数のエントリー根拠のひとつやエントリー根拠の土台として使っていくのがオススメです。
最後にグランビルの法則のポイントをまとめておきます。
- グランビルの法則はローソク足と移動平均線の位置関係を見る
- 利益が取りやすいのはグランビルの法則2・6
- グランビルの法則は単体で使わずに他の根拠と合わせて使う
では、今日はここまでー。
ちゃおー。