【勝ちパターン】三尊と逆三尊(ヘッドアンドショルダー・ボトム)で転換点を見極める
はいさい!tentenです!
今回は勝ちパターンのひとつ!三尊と逆三尊の記事です。
この記事を読むとこんな悩みが解決します。
- なかなかトレードで勝てないから勝つコツはないのかな
- 三尊ってよく聞くけどどんなものなの?
- 三尊はなんでできるのか教えて欲しいな
- 三尊の利確目標が知りたいな
三尊と逆三尊は有名なチャートパターンです。
ですが、それがチャートに現れたからといってエントリーするのは早すぎます。
そして甘すぎます
。
なんでその形になった背景を理解してからエントリーしなくちゃいけません。
そういうボクもFX初心者の頃はチャートに現れただけでエントリーをしていました。
ですが、だいたい反対に行くんですよね。
その理由は大衆心理を学んでいないことにありました。
この記事にはチャートパターンだけでなく、この形から読み取れる大衆心理までを説明をしています。
では、勝ちパターンの三尊と逆三尊を紹介します。
本記事の内容
- 三尊(ヘッドアンドショルダー)とは?
- 逆三尊(ヘッドアンドショルダーボトム)とは?
- 三尊と逆三尊はトレンドの転換点で現れる
- エントリーポイントはブレイクアウト
- 三尊と逆三尊の利確目標
- 三尊と逆三尊の大衆心理
- 三尊と逆三尊のまとめ
3-1.トレンドの定義を知る
3-2.トレンドの転換点を捉える
1.三尊(ヘッドアンドショルダー)とは?

三尊(さんぞん)は、三尊天井やヘッドアンドショルダーともよばれます。
なぜ三尊と呼ばれるかというと、その形にあります。
まずは三尊の図を見てください。

三つの山があり、その中でも真ん中が一番大きな山をしています。
日本では「阿弥陀三尊像」という仏像が由来と言われています。
三尊像は三体の仏像があり、その中でも真ん中の仏像が大きくなっています。
まさに、三尊天井の形に近い仏像です。
また、別名でのベッドアンドショルダーは人の形の頭と両肩からきています。
三尊の形も大事ですが、三尊の谷を結んだラインをネックライン
と呼びます。
このネックラインも一緒に覚えてください。
2.逆三尊(ヘッドアンドショルダーボトム)とは?

逆三尊(ぎゃくさんぞん)は、逆三尊底やヘッドアンドショルダーボトムと呼ばれます。
逆三尊上図のような形で、先ほど説明した三尊を逆にした形になります。

逆三尊のネックラインは一番高くなっている二点を結んだラインです。
3.三尊と逆三尊はトレンドの転換点で現れる

三尊はチャートのどんなところで現れるのでしょうか。
結論を言いますが、トレンドの転換点
で現れます。
まずはトレンドの定義をしっかり理解していきましょう。
3-1.トレンドの定義を知る
トレンドの定義を明確に示してくれた理論があります。
それが【ダウ理論】
です。
ダウ理論のひとつに、【トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する】
というのがあります。
上昇トレンドは、高値と安値が両方とも
切り上がることを言います。
ダウ理論では、高値と安値の両方が切り下がれば上昇トレンドが崩れたことになります。
一番高い高値を最高値と呼び、最高値の起点となった安値を真安値
と呼びます。
下降トレンドは、高値と安値が両方とも
切り下がることを言います。
ダウ理論では、高値と安値の両方が切り上がれば下降トレンドが崩れたことを意味します。
一番安い安値を最安値と呼び、最安値の起点となった高値を真高値
と呼びます。
まずは、このトレンドの定義をしっかりと覚えてください。
3-2.トレンドの転換点を捉える
では、三尊と逆三尊の形を再度見てみましょう。

三尊は、三つの山ができていて真ん中の山が高い形でしたね。
三尊は上昇トレンドの転換として現れます。
ダウ理論で説明すると、真ん中の高値が最高値でその最高値を作る起点となった安値が真安値
です。
右側の山を作る前に、一度真安値で反発してネックラインが引ける
ようになります。
右側の山で高値の更新に失敗して、高値が切り下がります。
そしてネックラインを割る事で真安値を割ることになり、安値の切り下がり起こったことになります。
これでトレンドの明確な転換シグナルが出ることになるのです。
三尊は明確なトレンド転換を示してくれています。

逆三尊は、三尊の逆でしたね。
これもダウ理論で説明してみます。
真ん中の安値が最安値で、最安値を作る起点となった高値が真高値
です。
右側の逆山を作る前に一度真高値で反落してネックラインが引けるようになります。
逆山で最安値の更新に失敗して安値の切り上がりを見せます。
ネックラインを超える事で真高値を超えることになり逆三尊が完成です。
トレンドの明確な転換シグナル
が出ることになります。
4.エントリーポイントはブレイクアウト

では、具体的なエントリーポイントです。
エントリーポイントはネックラインを割れたところになります。
後ほど説明しますが、ネックラインには多くの損切り
が入っています。
その多くの損切りに巻き込まれてレートが大きく伸びる
ことになるのです。
また、明確なトレンド転換が出たことで多くの人がエントリーしてくるのも大きくレートが伸びる要因となります。
そのブレイクアウトにエントリーポイントを合わせることで利益を得るチャンスとなります。
5.三尊と逆三尊の利確目標

三尊の利確目標は、頭からネックラインに垂直に延ばした値幅
が利確目標の値幅になります。
この値幅をネックラインが割れたところから延ばしたところが利確目標になります。
逆三尊の利確目標は、三尊と逆になるだけです。
頭からネックラインに垂直に延ばした値幅が利確目標の値幅となり、この値幅をネックラインが超えから延ばしたところが利確目標となります。
6.三尊と逆三尊の大衆心理

三尊と逆三尊の大衆心理を説明します。
大衆心理を知ってトレードするのと、知らないでチャートパターンだけでトレードするのは全く違った結果となります。
みんながなにを考えてトレードするかを考える癖をつけてください。
三尊の場合は、トレンド転換で現れます。
ということは、上昇トレンド中です。
上昇トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続します。
上昇トレンドが出てから、高値と安値を切り上げてきていることになります。
みんな上昇トレンドは高値と安値を切り上げることを知っているので、下からエントリーしたトレーダーの多くは(b)の安値の下に利確の逆指値をずらしています。
(A)の高値をつけることで新規エントリーするトレーダーも多くなってきます。
そういったトレーダーの損切りも(b)に集まります。
上記のようなことが(c)でも起こっています。
(C)では、下から入ってきていたトレーダーの利確やそろそろ反転すると見込んだトレーダーの売りが多くなり高値更新に失敗することになります。
そして(b)(c)のネックラインを割る事で、その下に置いてあった損切りとトレンド転換を狙った新規トレーダーのエントリーで大きくレートを下げることになるのです。
これが三尊の大衆心理になります。
また、逆三尊はこの逆のことが起こります。
7.三尊と逆三尊のまとめ
三尊と逆三尊の理解は深まりましたか?
チャートパターンは形だけでなく、大衆心理までしっかりと理解してから使いましょう。
大衆心理を理解していないと、三尊のようなネックラインの【損切りが多く集まるライン】
が分からず、似たような形だけでエントリーをしてしまい、エントリーした瞬間に逆行すると言う最悪のことが多々起きるようになります。
エントリーした瞬間によく逆行すると言う方は、【損切りが多く集まるライン】を考えるだけで少なくなりますので試してみてください。
最後に、三尊と逆三尊のポイントをまとめておきます。
- 三尊は三つの山で真ん中が一番高い
- 三尊の谷はネックラインで重要ライン
- 逆三尊は三尊の逆形
- エントリーはネックラインを割れたところ
- 利確は最高値とネックラインを垂直で結んだ値幅
では、今日はここまでー。
ちゃおー。